借金5

日本をはじめ多くの国で発行されている国債。国債は国が未来の国民に対して背負わせる借金という負のイメージが強いですが、実は金融商品としてみると非常に安定しており、初心者でもおすすめの投資方法となっています。

この記事では国債を金融商品としてみた場合のメリットやデメリット、国債の購入方法について解説していこうと思います。

関連:過払い金があるのなら返済した借金の一部が戻ってくる可能性がある

金融商品としての国債のメリット

国債のメリットとしては安定性が高く、銀行の定期預金と比べて高い利回りが期待できるという点です。なぜなら元本の保証は国が責任をもって行っており、銀行や証券会社から国債を買った場合、仮にその金融機関が破たんしたとしても債券は100%保護されているので民間企業である銀行の預金や株式よりも安定性が高くなっています。

また、国債投資というと非常にたいそうな響きに感じますが実は1万円という少額から始める事ができます。そのため、ボーナスをもらった際にその余剰金で手軽に国債を購入することが可能です。

さらに、障害者向けに特別マル優制度を利用できることも国債を投資として活用する際のメリットです。

特別マル優制度とは障害者が国債を購入した際に、最大350万円まで国債の利子にかかる税金が免税される制度です。金利で得た利益の税金は一律20パーセントなので障害者が特別マル優制度を活用した場合、変動10年タイプの国債を350万円で購入して、平均利回りが約0.1パーセントだとすると満期時に通常差し引かれる約8000円の税金が課税されず、そのままもらうことができます。

デメリットはいったい何があるのか

では、国債は金融商品としてみた場合、どのようなデメリットがあるのでしょうか。まず定期預金よりも利回りが高いとはいえ、低金利であればあるほど連動して利回りが下がっていくため、株や社債のようなリスクが相応にある金融商品や一部のネット銀行よりも利回りが低くなりがちです。

また個人向け国債を除き、満期になるまでに解約しようとすると、その時の市場金利によって「売却損」が発生するリスクがあります。ただし、逆に売却益が出ることもあるので、その時の金利の状況によってはメリットになることがあります。

国債が紙くずになってしまう危険性がどのくらいあるのか

借金15

また、リスクの大きさとしては小さいものですが、もし日本政府が破綻したとき、国債は保証されません。これを見ると銀行預金よりもリスクが高いと感じる方が多くいます。しかし日本政府が破産した場合にはほぼ確実に円の価値が急激に下がるため、銀行に預けている預金の価値も円の価値と連動して急激に下がってしまいます。

そのため、実は国債は銀行預金と同じくらいの安定性がある金融商品なのです。ちなみに日本国債は格付け会社からも債務履行の確実性は極めて高く、破綻する可能性も極めて低いと評価されています。

そのためよほどのことがない限り中長期的に日本に破綻するリスクは限りなく低く、国債を購入したお金が戻ってこないという事態はほぼ起こらないでしょう。

国債の種類にはいったいどのようなものがあるのか

国債には一口に言って様々な種類があります。一つ目の違いとして満期の違いがあげられます。一般的には3年から10年で満期を迎える中長期の国債が有名ですが、中には15年以上で満期になる超長期国債や1年で満期になる短期国債があげられます。

一般的に満期を迎えるまでの期間が長ければ長いほど利子が大きくなります。もし、長期的に投資を行いたい場合には10年以上の長期投資もしくは超長期国債を購入すると良いでしょう。2つ目の違いとして国債は利子の支払い方法(利払い方法)や満期(償還)時のお金の支払われ方があげられます。

その中でも一般的なものが利付国債と呼ばれるもので、半年に一度決まった金利に基づいて利子が支払われ、満額時に額面がそのまま返ってきます。その他にも金利が半年ごとに変動する変動利付国債や満期時に額面価格と発行価格の差額を受け取ることができる割引国債といった種類があります。

また、災害が発生した際、被災地の復興のための資金を集めるための国債など臨時で国債が募集されることがあります。3つ目の違いとして解約が行えるかどうかという違いがあります。国債の中には個人向け国債とよく似ている新窓販国債があるのですが、この2つの国債は途中解約が行えるかどうかが大きな違いとなっています。

個人向け国債は途中解約が行えますが新窓販国債は途中解約が行えず市場で売却しなければならないので売却損が発生することがあります。その分利回りは新窓販国債が高くなっているので、国債を満期まで保有していることを前提に投資計画を立てているのであれば新窓販国債のほうが有利となります。

関連:借金をしていても利用できる。困ったときの生活保護

国債の購入方法

では、国債はどのように購入すればよいのでしょうか。国債を買うには、あらかじめ国債を取り扱っている金融機関に口座を持っておかなければいけません。だからと言って新たに口座を開設する必要はなく、銀行や郵便局で購入することができるため、普段利用している銀行やゆうちょで国債を手軽に購入することができます。

また、国債は1年中どこでも購入できるわけではありません。一般的に個人投資家が購入できる個人向け国債は1年ごとに募集が行われています。そのため、国債の投資を行う際には、国債の発行時期を必ず確認しておくようにしましょう。

国債の購入先の種類の開設

国債を購入できる金融機関は主に証券会社とネット証券、銀行や郵便局があげられます。証券会社は取り扱いの数が非常に多く、社員も金融のプロであるため国債の知識を豊富に持っている傾向があります。また、大手の証券会社では社債や外国債を取り扱っていることもあるため、利回りを比較して購入する債券を決めることができます。

銀行や郵便局の場合は、担当者の知識では証券会社よりも一歩劣りますが、すでに口座をもっている銀行で気軽に購入することができるメリットがあります。ネット証券の場合、販売している国債を個人向け国債に限定している業者がほとんどです。

しかしそれを上回るメリットとして証券会社よりもキャンペーンが充実している点があります。これは証券会社と違って社員や店舗の経費が比較的かからない分、キャンペーンを充実させることができるためです。キャンペーンの中には投資金額に比例してキャッシュバックを受けられるキャンペーンを開催しているため、ネット証券で国債を購入する際にはキャンペーン情報を定期的に確認しておくようにしましょう。